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個人のOSS開発は作者個人のメリットを最優先させるのがよさそう

chezou.hatenablog.com

読みました。私は英語でばんばんissueが飛んでくるようなプロダクトを作ってるわけではないので、実感としてはわからないところもあるのですが。

歌を作るたびに どこかで傷つく人がいる
誰かをほめることは 誰かを敵に回すこと
片桐麻美『つまらないものですが』より)

大原則として個人プロジェクトであれば、自分にとってのメリットを最優先するべきだと思います。 作ってる人が幸せになれないプロダクトは使ってる人も幸せにならない、少なくとも一時的には幸せであってもその幸せは持続可能な形にならないのでは、という気持ちがあります。

自身の意に反して、人生を削ってまで生み出す価値のあるプロダクトなんてこの世にありはしない、というのが私の信念なので。事実でも真実でもないかもしれませんが。

その前提をおいた上で、でも、プロダクトを世の中に送り出してしまうということは、それを使ったり使わなかったりする他の人々を巻き込んで不幸にしてしまう可能性があります。それはもちろん知ったことではないと言うか、そこは責任の範疇とするべきではないと思うべきだと思っているのですが、そう割り切れないことはあって。そういう時はつらいですよね。

よくある作戦としては、手伝ってくれるメンテナを見つけて(趣味的なものではあっても)複数人体制にしてみる等がありますが、そうすると今度は開発チームをメンテナンスするコストが発生したりするので、根本的には解決してないような疑念もあります。もうちょっと強行的な策としては、issueを閉じて質問についてはStack Overflow等に振ることにして、pull requestのみを受け付ける作戦もあるそうですが、そうすると変なPRが飛んでくるのは容易に想像できますし。うーむ。困ったものですね。

また、chezouさんの認識とは異なるかもしれませんが、多くの人に使われてすごいissueやPRがばんばん飛んでくるのをびしばしさばくのが理想的なOSSプロダクト開発であって、そうしないと承認要求を満たせない、みたいに思われがちなのかもしれません。それはそれで理想形の一つではありますが、そういう形にみんなが固執してしまうようになるのはいろんな意味で健全ではないんじゃないかなと思うわけです。別にユーザを減らすべきとは思いませんが、プロダクトやその開発プロセスにはさまざまな理想形があるべきで、どんな形を選ぶのかは作者次第であって、根本的には作者がうれしいプロダクト開発の形を選ぶことがそのプロダクトの理想形であるべきだと信じています。

……なんかいろいろ書いたけどタイトル以上の内容がなさそう。でもやっぱりその一言に尽きるし、それでもいろいろ言ってくる人への回答としては「言い出しっぺの法則ってご存知ですか?」に尽きるんですよね……。

他人の人生を巻き込んで 私は歌を作り続ける
本当につまらないわたしだけど
いま 好きな人がいます
(同)